平野博文国会対策委員長は25日、定例記者会見を国会内で開いた。

 森友・加計問題、財務省の文書改ざん問題、自衛隊の日報問題や暴言問題等の真相究明と政治責任を求める野党の4項目要求(18日記事参照)に対し、政府・与党は本日25日に至るまで実質的な内容のある回答を示さず、国会は不正常な状態が続いている。この状況について平野委員長は「国会審議に応じられる環境になっていない。その環境をつくるのが与党の責任」と述べ、政府・与党の国民無視、国会無視の姿勢を厳しく批判した。

 また平野委員長は、27日にも与党が「働き方改革関連法案」を審議入りする構えを見せていることに対し、「このような国会状況で、安倍内閣が今国会の目玉と位置付ける最重要法案を審議できるのか。このような姿勢こそ問われるべきだ」と述べ、国会正常化に向けた努力をサボタージュし続ける与党の姿勢を重ねて批判した。